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ドイツにある都市、ノルトハウゼン郡の誕生から1000年を記念して発行された、
3マルク銀貨でございます。
ノルトハウゼンという名前は、927年の文書にその名が記されていることから、
行政官は1927年に1000周年を祝うことを決定したのです。
その記念式典の際に帝国財務省は、100,000枚の3マルク記念硬貨の発行を承認しました。
表面
ハインリヒ1世とマティルデの2人、ワイマール共和国の国章が描かれています。
碑文：JAHRTAUSENDFEIER・DER・REICHSSTADT・NORDHAUSEN
＝帝国都市ノルトハウゼン1000年祭
上部には927、下部には1927の文字
ハインリヒ1世…出生876年–936年7月2日死去
ザクセン朝の初代東フランク王（ドイツ王）として919年–936年在位、元はザクセン公として912年–936年在位
それまでのフランク王国において行われてきた分割相続の慣例を廃し、世代を越えた永続的な国家領域を形成する基礎を築いた人物です。
また、マジャル人に対する防衛戦に成功し、北方のデーン人、東方の西スラヴ人と戦い、王国領土を拡張させることに成功しています。
マティルダ…出生895年頃– 968年3月14日死去
ハインリヒ1世の妻である人物です。
祈祷と貧者への施しに熱心なことで知られ、また多くの宗教的施設を建てたことで知られています。
そして死後まもなくして聖人として列聖されました。
町となった部分がハインリヒ1世によって建設されたためなのか、記念コインのデザインとして選ばれています。
コインをデザインしたのは、マクシミリアン・ダシオ教授（1865 – 1954）になります。
彼はミュンヘンで生まれ、絵画からメダル製作まで、非常に多様なキャリアを歩み、
ミュンヘン・アカデミーの美術教授からバイエルン地域全体の教育・文化担当閣僚にまで上り詰めた人物です。
ワイマール共和国の国章
記念硬貨のためにダシオが作成したデザインに従って形作られた記念碑は、
1927年に完成した家の所有者に提供されました。
裏面
スカラップデザインの中に3ライヒスマルク
碑文：DEUTSCHES REICH＝ドイツ国
REICHSMARK＝ライヒスマルク(＊)
(＊) ライヒスマルク（ドイツ語: Reichsmark, RM）とは、1924年から1948年6月20日まで使用された、ドイツの公式通貨のこと
"A" = ベルリン
スカラップとはホタテ貝などのイタヤガイ科の貝のことで、その多くは端が波状にうねっているその形状から、半円のモチーフとされています。
表面が荘厳な様子で描かれているのに対し、裏面はスカラップデザインにより非常にかわいらしい印象を受けますね!!
NGC社鑑定で、総鑑定枚数147枚!!
本コインは、3rdグレードの高鑑定30枚の内の1枚です。
(+プラス付加鑑定を含む)
(2024年4月リサーチ/鑑定数等、変動する場合が有ります)
Germany 3 REICHSMARK Silver Nordhausen 1000th Anniversary NGC MS65 ID7596
