【追加情報でコインの直径等が確認できます】
ハンガリー1765年発行の、マリア・テレジアと聖母子が描かれているダカット金貨です。
(※)ダカットは、中世後期から20世紀の後半頃までヨーロッパで使用された硬貨です。
同時期を通じて、多様な金属で作られた様々なダカットが存在しました。
ヴェネツィア共和国のダカット金貨は、中世のヒュペルピュロンやフローリン、
または現代の英ポンドや米ドルのように国際通貨として広く受け入れられていました。
表面:マリア・テレジアの立像
碑文:M · THER · D · G · R · I · G · H · B · R · A · A · D · B · C · T
マリア・テレジアが右向きに立っており、ミントマークKBが左右に分割されています。
マリア・テレジアはハプスブルク帝国、いわゆるオーストリアの君主で実質的な「女帝」です。
しかし、「女帝」と呼ばれ実態も行動も女帝そのものであったマリア・テレジアですが、実際にはローマ皇帝に即位したことはありません。
ハプスブルク家の領国と家督を相続したのはマリア・テレジアであるため、彼女の肖像画にはローマ皇帝の帝冠が添えられている場合が多く、
当時も領国内では「女帝」視されていました。
裏面:聖母子(マドンナと子供)
碑文:PATRONA · REGNI · HUNGARIÆ・1765
NGC社鑑定で、総鑑定枚数30枚!!
本コインは、No.5ポジションで6thグレードの高鑑定5枚の内の1枚です。
(+プラス付加鑑定を含む)
(2024年3月リサーチ/鑑定数等、変動する場合が有ります)
HUNGARY RULER STANDING DUCAT 1765KB NGC AU58 ID7502