【追加情報でコインの直径等が確認できます】
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期間特価
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2024/3/4 (月)まで
古代ローマ帝国AD98-117発行のトラヤヌス帝が描かれているアウレウス金貨(※)です。
(※)アウレウスは、古代ローマの貨幣で、金で作られた最高位の通貨でした。
このコインは、紀元前1世紀後半に始まり、3世紀後半まで発行されていました。
アウレウスには、一般的に皇帝の肖像が表に描かれ、下部には神々やローマの象徴が描かれていました。
アウレウスは、銀貨であるデナリウスと同様に、ローマ帝国の通貨システムの一部であり、
高額の取引や軍事報奨などに使用されました。
表面:トラヤヌス ローマ皇帝在位98年~117年(生53年~没117年)
碑文:TRAIANO AVG GER DAC P M TR P COS V P P
初代皇帝アウグゥストゥス以降およそ200年の間のパクス・ロマーナ(ローマの平和)と呼ばれる繁栄と平和な時代のなかでも、
ローマ帝国の最盛期と言われる「五賢帝」の時代(96年~180年)のローマ皇帝であります。
ネルヴァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウス、マルクス・アウレリウスと続く五賢帝の中でも、
トラヤヌスとハドリアヌスはこの時代を語る上で特に重要な皇帝!!
ローマ帝国はトラヤヌス帝の元でダキア戦争に勝利し、パルティアへの遠征でも戦果を重ね、
史上最大の版図(勢力範囲)となり、トラヤヌスはついにペルシャ湾付近に達したと言われる。
インドまで達したアレキサンダー大王を想像したのか
「まだ若ければ、私もインドまでいったであろう」という趣旨の言葉を残したとも言われています。
その後、制覇地域での反乱が相次ぐ中、健康状態が悪化したトラヤヌスはローマへの帰路の途中で亡くなります。
次の皇帝ハドリアヌスが即位すると、戦争で属州としたが維持が困難なアルメニア、メソポタミア、アッシリアをあっさりと放棄することとなる。
ローマ帝国の最大版図を実現しただけあって、トラヤヌス帝の横顔は、
まさしく武人という感じで他のローマ皇帝のコインの横顔と見比べても堂々として迫力があり
やたらと強そうです!!
一方で内政にも力を入れ、数々の公共事業を実施し、当時建設された建造物の一つである
トライアヌスのフォルム(広場)やトラヤヌスの市場、
そしてダキア戦争の記録を刻んだトラヤヌスの記念柱は現在でも文化遺産として残っています。
裏面:オークの輪の中に3行の文字
碑文:SPQR OPTIMO PRINCIPI
SPQRは、Senatus Populusque Romanusの略 元老院とローマ人民をさす略語です。
古代ローマの主権者を表し、演説の冒頭の呼びかけや、ローマの軍団旗にも使われた。
古代ローマの遺跡や建造物にも残されている。現代でもローマ市では使われているそうだ。
OPTIMO PRINCIPIは「最高の第一人者」あるいは「最高の皇帝」というニュアンスの言葉。
・・・古代コイン/鑑定(NGC社)によくあるStrike(打刻)、Surface(表面)は、それぞれ5/5が最高数値となります!!!
↓↓↓
△
UNC・・・完全未使用ハイレベル
MS・・・未使用レベル
AU・・・準未使用レベル
XF・・・極めて美しい状態
VF・・・美しい状態
F・・・激しい損傷がない並品
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(上部ほど状態の良いコインです)
本コインはAUクラスで、Strike5/5,Surface3/5でございます♫
Scuffs・・・表面に生じた微小な傷や傷跡を示します。
ROMAN EMPIRE AV Aureus Trajan,in oak wreath rv SPQR OPTIMO PRINCIPI AD 98-117 NGC AU Strike: 5/5 Surface: 3/5 scuffs ID7196