【追加情報でコインの直径等が確認できます】
スペイン王フェルナンド7世(在位1808、1814〜1833年)の8エスクード金貨のご紹介です。
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●フェルナンド7世を簡単に説明♪
父カルロス4世が1808年3月にアランフエスの民衆の暴動で退位を余儀なくされると、
フェルナンドがスペイン王フェルナンド7世として即位しました。
即位してすぐにナポレオン1世に退位させられ幽閉されました。
1808~1813年というとても長い間...。
しかし、14年3月スペインに戻り王座につき民主的憲法を廃止し、自由主義者を圧迫して反動政治を行ないましたが、
これをきっかけに1814年から1823年にかけて、コロンビア、チリ、メキシコその他すべての中米諸国で独立宣言が相次ぎました。
チリは南米西部沿岸に細長く横たわる国で、1818年にスペインから独立しています。
こちらは独立直前に発行されたコインです♪
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表面:フェルナンド7世が軍の月桂冠をいただいた左頭像です。
裏面:中央にハプスブルグ家の盾の紋章が描かれています。
ハプスブルク家は、現在のスイス領内に発祥したドイツ系の貴族です。
中世の血縁制度を利用した政略結婚により広大な領土を獲得したことによってなのか、
紋章もいろいろな地域のものがたくさん描かれています。
また盾を囲んでいるものは、スペインの最高勲章である金羊毛勲章です。
ちなみに独立後にチリで発行されたコインのデザインは全て、表が自由の女神、裏は国章へと変化しています。
Chile 8Escudo Gold Ferdinand VII 1809SO FJ NGC XF45 ID6953