【追加情報でコインの直径等が確認できます】
オーストリア1682年ザルツブルク発行の、ザルツブルク大司教区(※)創立1100周年を記念したターラー銀貨です。
(※)ザルツブルク大司教区は、カトリックの大司教です。教皇遣外使節として外から識別される身分、
つまりローマ教皇庁の緋の衣を1854年以来身にまとう身分にあります。
この衣は枢機卿以外は着用できなく、ザルツブルクの聖堂参事会は、ローマ教皇が選んだ3名の候補から
次期大司教を選択する特別の権利を持っています。
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ターラー銀貨とは??
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ターラーは16世紀以来数百年にわたりヨーロッパ中で使われていた大型銀貨です。
そして「品質の高い銀貨=ターラー」としてヨーロッパ各国で広がり、次第にターラーが訛った『ダラー』が一般名詞化され、
その名残は、現在もアメリカ合衆国ドルをはじめとするドルや、2007年までスロベニアで使われていたトラールなどの通貨名に残っています。
「ターラー」は、アメリカ合衆国でのドル(ダラー・dollar)の語源です!
表面:プロビデンスの目と聖ルードベルトと聖ウェルギリウスの間の紋章
碑文:ANNO MDCLXXXII FUNDATI ARCHIEPISCOPAT9 SALISB VNDECIMO SAECULO
聖ルードベルトと聖ウェルギリウスという二人の人物が、
プロビデンスの目を持つ三角形の下に大司教の紋章の両側に立っています。
裏面:光を放つ雲の下に立つ5人
碑文:TRANSLATI A MAX GAND EX COMIT DE KÜENBURG ARCHIEP & PR SALISB S SED AP LEG
SS MARTINUS EP VINCENTIUS M HERMES M CHRISANTVS ET DARIA MM
マルタン、ヴィンセンティウス、ヘルメス、クリサントゥス、ダリアの5人。
NGC社鑑定で、総鑑定枚数22枚!!
本コインは、No.5ポジションで6thグレードの高鑑定2枚の内の1枚です。
(+プラス付加鑑定を含む)
(2023年5月リサーチ/鑑定数等、変動する場合が有ります)
Austria SALZBURG Thaler Silver 1682 NGC MS61 ID6661