【追加情報でコインの直径等が確認できます】
ヴィクトリア・ヤング&シールドタイプのソブリン金貨です。
裏面シールドタイプ(王冠を戴く盾)は、1838年から1874年まで製造され、
それ以降は「 龍と闘う聖(セイント)ジョージ 」のデザインが起用されます。
ヴィクトリアの首元にデザイナーである、ウィリアム・ワイオンの刻印(W.W)がありますが、
彫られたバージョンと浮き出ているバージョンがあります。
ソブリン金貨1855年には"W.W." RAISEDと "W.W." INCUSEDが存在し、
本コインは圧倒的少数派の"W.W." INCUSEDです。
Michael A. Marshの著書 "THE GOLD SOVEREIGN" revised edition 2017によれば
前者がC(Common) 一般的、後者がR2 (Very Rare)非常に希少として分類されています。
裏面には刻印の通し番号が刻まれており、小ぶりなソブリンながらも奥が深く綿密にデザイン設計された
歴史あるコインとなります。
また、若かりし頃のヴィクトリア女王の肖像、「ヴィクトリア・ヤング」が描かれたコインは世界中で愛されており、
髪の結い方や髪飾り、フェイスラインの違いなど様々なパターンが製造されております。
・・・可愛さの中に面白味もあるデザインなのです!!
そして、このタイプのソブリンには刻印回数と打刻経過により、ワイドデイトタイプ・ワイドスプレッドデイトタイプといった、
年号の桁の幅によって異なる種類があり、コレクターの中では様々なトークディスカッションが飛び交うほど、
Great Britain Sovereign Gold Victoria 1853 "W.W."INCUSED NGC MS60 ID6468