単年度発行(1911年のみ製造)、そして発行枚数わずか< 2,812枚 >のプルーフコイン、イギリスコインの王道を征く、ジョージ5世2ポンド金貨になります。
~表面~
ジョージ5世(左向き肖像)
デザイナーは、Edger Bertram Mackennal
(エドガー・ベルトラム・マッケナル)
※首元にB.M.のイニシャル
~裏面~
龍と闘う聖(セイント)ジョージ
デザイナーは、Benedetto Pistrucci
(ベネディット・ピストリッチ)
※右下にB.P.のイニシャル
エドワード7世の次男でもあるジョージ5世は、第一次大戦後にアイルランド独立法案を成立させたり、自治領として将来の独立へのキッカケを作ったり、また、世界恐慌時には、財政難を立て直すべく挙国一致内閣の成立に力を入れ、自ら王室費の削減を提案するなど多くの活躍が見受けられました。
即位25周年の記念式典の際には国民に対し「私は、ごく平凡な一人の人間に過ぎない」と話し、晩年は国民のハートをしっかりと掴んだ広く愛される国王となりました。
裏面のデザインは、龍と闘う聖ジョージ。
・・・ストーリーを知ると、またまた楽しくなりますよ♪
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【 龍と闘う聖(セイント)ジョージ 】
カッパドキア出身の守護神ジョージは、リビアのシレネにやってくると、そこ人々が怪物に悩まされていました。
軍は幾度も退治を試みましたが追い返されるだけでした。
策として羊を生贄として与えていましたが、やがて羊はいなくなってしまい、人々は息子や娘という、か弱い「子供」を与えて凌ぎました。
ある日、王女が生贄の番になり、王は悲しみながらも怪物がいる場所へ娘を王衣でまとい連れて行くと、そこには馬に乗った男「聖ジョージ」が現れました。
王女を襲い、食らおうとする怪物めがけ馬を走らせ、聖ジョージは手の槍を神に捧げ怪物と対峙しました。
その怪物こそが「龍」でありました。
聖ジョージは槍を突き刺し、王女に腰帯を龍に巻くよう指示しました。
すると龍は突然、従うようになり、二人は町に戻りました。
逃げ惑う人々に聖ジョージは「もう襲ったりはしない」と告げました。
感銘を受けた王様や家来、仕える者、町中の人々が、キリストの洗礼を受けました。
GREAT BRITAIN 2POUNOS(2SOVEREIGN) Gold GEORGE V 1911 PCGS PR66 CAMEO ID5631