【追加情報でコインの直径等が確認できます】
ゴールドコーティング(金メッキ)仕上げしたギルトタイプのコインです。
※ギルトメダル、またはギルトコインとは、銀や銅(その他を含む)の材質で造られた本体の表面に、
金メッキなどの処理を施した状態のものを意味します。
表面:1967年当時のカナダ国章
裏面:右向きのティアラをつけた37歳のエリザベス女王の胸像
碑文:ELIZABETH II D・G・REGINA=神の恩寵によるエリザベス2世
硬貨をデザインしたアーノルド・マチンは、1964年の時、1968年から導入されることになった十進法の硬貨用として、
エリザベス2世の新しいイメージをデザインすることになりました。
これは1984年まで英国のすべての硬貨に使用され、ローデシア、オーストラリア、ニュージーランド
と多くの国の硬貨として使われています。
そして1965年から1989年まではカナダの硬貨としても使用され、その中の1枚がこのコインにあたるのです。
コインの表面には、1921年11月21日に国王ジョージ5世によって宣言された
オリジナルのカナダ国章が詳細に再現されています。
紋章の基部には、イングリッシュローズ、スコティッシュアザミ、アイリッシュシャムロック、
フレンチユリなどの花章の花輪と、「A MARI USQUE AD MARE」(「海から海へ」)という
モットーが書かれた巻物が描かれています。
中央の盾の中の左上にはイングランドを表す3頭のライオンが、その隣にはスコットランドを表す赤いライオンが、
下段左にはアイルランドを表すハープが、そして下段右にはフランス王家の紋章が描かれています。
下部には3枚のカエデの葉の小枝が描かれています。
盾の左側にはイングランドのライオンがロイヤルユニオンフラッグを持ち、
右側にはスコットランドのユニコーンがロイヤルフランスの旗を持ち、盾の上には、
右足にカエデの葉を持つ冠をかぶったライオンが描かれています。
紋章の上には、カナダの国家元首としての君主を表す皇帝の王冠があります。
国家主席としての君主であるエリザベス女王ですが、「君臨すれども統治せず」という原則に従い、
政治運営や外交などをカナダは自由に行っている独立国であるのです。
女王はこれまでに20回以上カナダを訪問しており、カナダとの絆は非常に強いものとなっています。
それ故100年記念コインにふさわしいデザインが描かれているのではないでしょうか?
Canada Coat of Arms S$20 Gilt NGC Standard Brown 2017 NGC PF69 ULTRA CAMEO ID7672