【追加情報でコインの直径等が確認できます】
表面に古代ローマ帝国 トラヤヌス帝 ( ローマ皇帝在位 98年~117年)。
裏面にギリシア神話の英雄ヘラクレスが描かれているアウレウス金貨です。
初代皇帝アウグゥストゥス以降およそ200年の間のパクス・ロマーナ(ローマの平和)と呼ばれる繁栄と平和な時代のなかでも、
ローマ帝国の最盛期と言われる、「五賢帝」の時代(96年~180年)のローマ皇帝。
ネルヴァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウス、マルクス・アウレリウスと続く五賢帝の中でも、
トラヤヌスとハドリアヌスはこの時代を語る上で特に重要な皇帝。
ローマ帝国はトラヤヌス帝の元でダキア戦争に勝利し、パルティアへの遠征でも戦果を重ね、
ローマ帝国史上最大の版図(勢力範囲)となり、トラヤヌスはついにペルシャ湾付近に達したと言われる。
インドまで達したアレキサンダー大王を想像したのか「まだ若ければ、私もインドまでいったであろう」
という趣旨の言葉を残したとも言われています。
その後、制覇地域での反乱が相次ぐ中、健康状態が悪化したトラヤヌスはローマへの帰路の途中で亡くなります。
次の皇帝ハドリアヌスが即位すると、戦争で属州としたが維持が困難なアルメニア、メソポタミア、
アッシリアをあっさりと放棄することとなる。
ローマ帝国の最大版図を実現しただけあって、トラヤヌス帝の横顔は、まさしく武人という感じで
他のローマ皇帝のコインの横顔と見比べても堂々として迫力がある。やたらと強そうです。
一方で内政にも力を入れ、数々の公共事業を実施。
当時建設された建造物の一つである、トライアヌスのフォルム(広場)やトラヤヌスの市場、そして、
ダキア戦争の記録を刻んだトラヤヌスの記念柱は現在でも文化遺産として残っています。
表面:古代ローマ帝国 トラヤヌス帝 ローマ皇帝在位 98年~117年
碑文:IMP CAES NERVA TRAIAN AVG GERM
裏面:ギリシア神話の英雄ヘラクレス(Hercules)が右手に棍棒、左手に獅子(ライオン)の皮を持って立っている
碑文:P・M・TR P・COS・IIII・P・P
ヘラクレスはギリシャ神話に登場する英雄。ヘラクレスに与えられた12の試練のうちの第一の試練の
恐ろしいネメアの獅子(ライオン)退治の物語は有名。
棍棒と獅子(ライオン)の皮はヘラクレスのトレードマーク的な存在。
日本の子供たちに大人気のヘラクレスオオカブト虫の名前はこのギリシャ神話の英雄が由来。
誉れ高いローマ皇帝といわれたトラヤヌス帝の風格ある横顔とギリシア神話の英雄ヘラクレスが
描かれた力強さあふれるコインです。
・・・古代コイン/鑑定(NGC社)によくあるStrike(打刻)、Surface(表面)は、それぞれ5/5が最高数値となります!!!
↓↓↓
△
UNC・・・完全未使用ハイレベル
MS・・・未使用レベル
AU・・・準未使用レベル
XF・・・極めて美しい状態
VF・・・美しい状態
F・・・激しい損傷がない並品
▽
(上部ほど状態の良いコインです)
本コインはAUクラスで、Strike5/5,Surface4/5でございます♫
light marks・・・ヘコミ,おうとつや小傷が軽くある状態を示しています。
ROMAN EMPIRE AV Aureus Trajan AD 98-117 NGC AU Strike: 5/5 Surface: 4/5 light marks ID7647