【追加情報でコインの直径等が確認できます】
古代ローマ帝国(AD147-175/6)発行、ファウスティナ・ミノルの肖像が描かれ、
裏面には健康の維持や衛生を司る 女神サルスがデザインされているアウレウス金貨(※)です☆
(※)アウレウスは、古代ローマの金貨であり、デナリウス銀貨25枚相当の価値がありました。
ラテン語で「金」を意味しております。紀元前1世紀から紀元4世紀初頭まで定期的に造幣されていましたが、
その後ソリドゥス金貨に取って代わられました。アウレウスとデナリウスは同じ大きさだが、金の方が密度が高いので重いのが特徴です。
表面:ファウスティナ・ミノル(小ファウスティナ)の肖像
アンニア・ガレリア・ファウスティナ・ミノルは、第15代ローマ皇帝アントニヌス・ピウスと
皇妃ファウスティナ・マイヨルの長女です。
母と同名であることからファウスティナ・ミノル(小ファウスティナ)と呼ばれました。
母親であるファウスティナ・マイヨルは「大ファウスティナ」と呼び、
娘の場合「小ファウスティナ」と違いをつけた名前が、国内では良く使用されます。
または、1世と2世をファウスティナの後につけるパターンもあります♫
父の命により従兄である第16代皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスと結婚、
皇女ルキッラと皇太子コンモドゥスの姉弟ほか多数の子を儲けました。
裏面:玉座に座り蛇に餌をやるサルス(※)
(※)古代ローマの女神です。名が健康を意味することから、ギリシア神話の医神アスクレピオスの娘である、
健康の維持や衛生を司るヒュギエイアと同一視されています。
ローマ神話:サルス(Salus)
ギリシア神話:ヒュギエイア(Hygieia)
通常はへびを連れた乙女の姿に表わされています。
古代コイン鑑定(NGC社グレーディング)の「Strike*打刻」、「Surface*表面」は、それぞれ5/5が最高数値となります。
△
UNC・・・完全未使用ハイレベル
MS・・・未使用レベル
AU・・・準未使用レベル
XF・・・極めて美しい状態
VF・・・美しい状態
F・・・激しい損傷がない並品
▽
(上部ほど状態の良いコインです)
・・・UNC>MS>AU>EF>VF>F・・・
と、←>の方が高鑑定となります。
本コインは、XF(極めて美しい状態)で打刻:5/5、表面:3/5 の高鑑定コインです☆
~~~NGC社 / Ch / XF~~~
Chが付くと同グレードのなかでも選りすぐり(Choice)という意味になり、プラス評価となります♪
オークションでは上のグレードを上回る価格が付くことも、しばしばある魅力の「Ch」なのです♫
<画像クリックでNGCサイトが確認できます>
※edge filing
エッジにファイリングすることでコインを修復する試みをいいます。
ROMAN EMPIRE AV Aureus Faustina AD147-175/6 NGC Ch XF Strike:5/5 Surface:3/5 ID5971