【追加情報でコインの直径等が確認できます】
イギリス1822年発行の、ジョージ4世の肖像と聖ジョージの龍退治が描かれているテルティオ(※)クラウン銀貨です。
(※)アノ・レーニ・テルティオ(Ano Regno Tertio)は、ラテン語で「第三の治世年」という意味です。
ジョージ4世の治世中に鋳造された3種類のコインの1つであり、希少価値が高いとされています。
表面:ジョージ4世の肖像
碑文:GEORGIUS IIII D:G: BRITANNIAR:REX F:D:BP
ジョージ4世は、イギリス、ハノーヴァー朝の国王であり、ハノーファー王国の国王ゲオルク4世でもあリました。
1811年から即位するまで、父の精神疾患により摂政王太子として統治しました。
【 龍と闘う聖(セイント)ジョージ 】
カッパドキア出身の守護神ジョージは、リビアのシレネにやってくると、
そこは人々が怪物に悩まされていました。
軍は幾度も退治を試みましたが追い返されるだけでした。
策として羊を生贄として与えていましたが、やがて羊はいなくなってしまい、
人々は息子や娘という、か弱い「子供」を与えて凌ぎました。
ある日、王女が生贄の番になり、
王は悲しみながらも怪物がいる場所へ娘を王衣でまとい連れて行くと、
そこには馬に乗った男「聖ジョージ」が現れました。
王女を襲い、食らおうとする怪物めがけ馬を走らせ、
聖ジョージは手の槍を神に捧げ怪物と対峙しました。
その怪物こそが「龍」でありました。
聖ジョージは槍を突き刺し、王女に腰帯を龍に巻くよう指示しました。
すると龍は突然、従うようになり、二人は町に戻りました。
逃げ惑う人々に聖ジョージは「もう襲ったりはしない」と告げました。
感銘を受けた王様や家来、仕える者、町中の人々が、キリストの洗礼を受けました。
NGC社鑑定で、総鑑定枚数64枚!!
本コインは、No.4ポジションで6thグレードの高鑑定9枚の内の1枚です。
(+プラス付加鑑定を含む)
(2023年5月リサーチ/鑑定数等、変動する場合が有ります)
Great Britain TERTIO CROWN Silver George IIII 1822 NGC MS62 ID6692